ディスクロージャー 2023
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事業計画・評価和4年度)の実績に対する意見を頂きました。【保証部門】令和4年度は伴走支援保証制度の保証申込増加により保証承諾が増え、保証承諾額が計画比126.7%と計画を達成しました。一方で、保証債務残高は、横浜市新型コロナウイルス感染症対応資金の返済が開始したため減少傾向にあるとのことですが、保証債務残高については金額の多寡だけでなく、「質の維持」に引き続き留意してください。伴走支援保証制度のチラシは事業者目線で作成されており高く評価できます。引き続き事業者のメリットをアピールしたこのようなチラシをブラッシュアップし、保証制度の周知に力を入れていくことを期待します。創業保証制度の広報について、未来の創業者をターゲットとすべく専門学校を訪問して周知したことは目の付け所が良く、今後もこのような新たなルートを開拓していくことを期待します。設立50・60・70周年を迎え代表者が高齢な企業に対し、事業承継支援を中心とした経営支援メニューが掲載された冊子を送付したことは良い取組と評価します。事業承継の課題は依然深刻であるところ、保証協会が経営者に対し気付きを与えることは効果的ですので、保証協会が支援を行った成功事例をアピールするなど、引き続き取り組んでください。また、事業承継においては他機関との連携も重要であり、神奈川県事業承継・引継ぎ支援センターとの連携に加え、他機関とも連携することを検討してください。【期中管理・経営支援部門】令和4年度はコロナ禍の影響からの改善を優先すべく、市内事業者から経営改善等提案へのニーズが高まり、実績が前年度を上回りました。経営支援に力を入れている点を評価します。経営支援の周知や認知度向上のため、経営支援紹介動画をYouTubeにアップロードしたことは、視聴する事業者のためポイントを絞り短い動画にするなどの工夫もされており、大変良い取組であると評価します。また、経営支援事例集は経営支援を利用した事業者の生の声が伝わる大変良いツールだと思いますが、情報が陳腐化しないよう効果的に且つ、早めに活用するよう努めてください。期中管理部門では資産調査等の情報把握力も非常に大事なノウハウです。特に初動が大切ですので、ノウハウの共有に努めてください。【収支状況】当期収支差額は、代位弁済の減少や責任準備金戻入が大きかったため、計画額を上回りました。今後も適切に責任準備金を積み立てる等、経営基盤の強化に努めてください。【その他間接部門】自然災害等の緊急事態発生時に備えたマニュアルを制定した点を評価します。近年は激甚災害が増加し、事業者に影響が及んだ際に保証協会が事業者に寄り添った取組を行うことは非常に重要であるため、マニュアルを活用し態勢整備に努めてください。信用保証書の電子化などデジタル化の推進に努めている点を評価します。今後も機械がやるべきものと、人と人との繋がりが必要なものとを切り分けて推進していくことを期待します。中小企業診断士等の資格保有率の上昇は評価できます。一方で、資格を取得していない職員がプレッシャーを感じることや、職場に居辛くなるようなことがないように留意してください。【コンプライアンス体制及び運営状況】コンプアライアンス活動計画に基づく研修や委員会の開催等を通じてコンプライアンスに対する意識の向上が図られていると評価します。外部相談窓口の利用が初めてあったことは評価できます。今後は、解決が必要な相談事項があった際は、可能な限り早急な解決ができるよう努めてください。17●● 経営計画(令和4年度)の実施状況に対する外部評価委員会の意見経営計画(令和4年度)の実施状況に対する外部評価委員会の意見当協会では、経営の透明性を向上させ対外的な説明責任を適切に果たすことを目的として、外部評価委員会を設けています。令和5年6月20日に外部評価委員会を開催し、経営計画(令

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